私たちについて

私たちについて中央大学音楽研究会混声合唱団の歴史過去の演奏会


〇私たちについて


私たち中央大学音楽研究会混声合唱団は、中央大学学友会文化連盟音楽研究会に所属している大学公認の合唱団です。1951年に設立されて以来、ヘンデルやバッハ、ハイドン、ベートーヴェンといった偉大な作曲家たちが遺したクラシック音楽を演奏しています。どれも現代に生きる私たちとは全く違った時代・文化の中で誕生し、数百年の時を越えて今なお息づいている作品です。そういった音楽と向き合い、新たな知識や視点を手に入れたり、プロの音楽家の皆様をお呼びして演奏会を開催したりと、日常生活では得られない貴重な経験をしています。

練習においては、曲が作られた当時の文化や言語を理解することに力を入れています。例えば、空き時間に集まってドイツ語やラテン語の発音を大事にしたり、聖書や関連書籍を読んでキリスト教の思想を学んだりします。また、歌詞の文法や意味を辞書で調べたり、演奏会の字幕や対訳を作る団員もいます。とても地道ではありますが、大曲を歌い上げるためには欠かせない作業です。

こうした活動に取り組む時間は本当に楽しく充実していますが、時には壁にぶつかることもあります。私たち団員は境遇も考え方もさまざまですが、それぞれに音楽やこの団への思い入れがあります。だからこそ、お互いに助け合って活動を続けることができます。また、多くのお客様が演奏会に足を運び、感想や激励の言葉をくださることが大きな励みになっています。日頃から私たちを見守り支えていただけることに、感謝の思いでいっぱいです。

時代も文化も越えて個性豊かな仲間とともに楽曲の世界観を作り上げていくこと。そして会場で観客の皆様と共有すること。こういった人と人との絆、その温かみはこの団体でしか味わえないものだと感じています。支援してくださる人の存在を大切に、中大混声はこれからも活動を続けて参ります。