演奏会を開催するにあたり、歌唱はもとよりその運営が大前提として必要ですが、当団は主体となる学生の手により運営の大部分を行なっております。演奏会のパンフレットやこのWEBページの作成、外部スタッフとの折衝、会計などは全て学生が行なっております。
しかし、学生だけではどうしても対応できない部分──例えば舞台設備運営や本番の録音、写真撮影など──も存在します。また、学生の歌の成長に深く携わってくださっている音楽のプロフェッショナルの方も数多くいらっしゃいます。
今回は、そういった「裏方として中大混声を支えてくださっている方々」をご紹介いたします。
森下陽さん <舞台監督>
株式会社ツェッペリン勤務。主にオペラ作品上演の際の舞台監督を本業とされています。
中大混声とは、当団出身のオペラ演出家大島尚志氏の紹介で白石先生初演の演奏会の舞台監督に携わっていただき、以降の全演奏会で本番当日の舞台監督をしてくださっています。本番当日の出演者の呼び出しはもちろん、学生にはない専門的知識、経験から当日の進行を行ってくださいます。
中大混声の仕事をライフワークのひとつとしてとらえ、その温かな人柄で当日の合唱団の緊張をほぐしてくださるなど、当団の屋台骨として演奏会にはなくてはならない存在です。
池田貴史さん <録音>
当団の録音を担当してくださっています。演奏会においてはオーケストラの配置や合唱団の配置などを考えた上で、素晴らしい録音技術で演奏の録音をしていただいております。
坂本徹さん <音楽監督>
坂本さんはモーツァルト・アカデミー・トウキョウの音楽監督で、中大混声とは昨年度定期演奏会『メサイア』以降、お世話になっています。
今年度ジョイントコンサートにおいては、指揮者として高田三郎『水のいのち』を振っていただきました。この指導の際に一つ一つ音を作ることの大切さを教えてくださり、それが今年度定期演奏会『ロ短調ミサ』・創立60周年記念演奏会『メサイア』で活きていると感じます。今年度定期演奏会ではモーツァルト・アカデミー・トウキョウの音楽監督として、本番前のオーケストラとの合わせ練習にて、カテドラルの響きに慣れない合唱団に様々なアドバイスをしてくださいました。
池上直哉さん <写真撮影>
舞台写真家である池上さんは、中大混声では長らく演奏会の写真撮影をしていただいています。池上さんによって鮮やかに切り取られた演奏会の写真は、演奏会の雰囲気だけでなく、その瞬間の感情、更には音楽さえも思い起こされる素晴らしいものです。池上さんに撮っていただいた写真の一部は、本Webサイトでも使用させていただいております。
小原義也さん <ビラ・ポスターデザイナー>
国際青年美術家展、読売アンダパンダン展等に入賞、1978年には日本国際美術展、99年には日韓現代美術交流展などに出品する等、日本を代表する画家として国内外で高い評価を受けておられます。白石先生と古くからのお知り合いであり、当団ではビラ・ポスターをデザインしていただいております。今年度も定期演奏会・創立60周年記念演奏会ともに絵を描き下ろして下さっています。
大森いちえい先生 <常任ヴォイストレーナー>
昭和音楽大学声楽科首席卒業。国立音楽大学大学院音楽研究科(オペラ)修了。二期会オペラスタジオ第36期研究生修了。現在、新国立劇場のメンバーとしてご活躍されている大森いちえい先生には当合唱団常任ヴォイストレーナーとしてご指導して頂いております。
今年は、新入生歓迎レセプションコンサートにもご出演して頂き、演奏会に向けて『ロ短調ミサ』及びモーツァルト版『メサイア』の発音指導のレッスンを全合唱団員に向けてして頂きました。発音指導のレッスンでは、歌詞を喋ることと歌うことが別物にならないように、言葉の持つニュアンスを大事にした指導がなされます。歌詞の言葉一つ一つの発音の仕方を時にはユーモアを交えて教えてくださいます。夏合宿のベースパート及び3年生のオペラのレッスンでは、厳しいながらも親身なご指導をしてくださり、レッスンを通じて学ぶものは音楽だけにとどまりません。
12月23日の創立60周年記念演奏会では、バスのソリストとして共演して頂きます。
中村香里先生 <常任ピアニスト>
国立音楽大学音楽教育学科卒業。当団の常任ピアニストとしてご協力いただいております。今回の創立60周年記念演奏会では、練習において『メサイア』の伴奏をしていただき大変お世話になっています。また、本年度新入生歓迎レセプションコンサートや夏合宿におけるコンサート曲の伴奏をしていただくなど、年間を通して当合唱団に深く関わって頂いています。普段から学生に親身に接してくださり、我々の活動を支えてくださっています。
長谷川公也先生
武蔵野音楽大学卒業。新国立劇場合唱団所属。3年前の夏合宿から中大混声の活動に携わっていただいています。今年は合宿の歌曲指導や1年生のパート分けをして頂いており、春の合宿では新3年生オペラの演技指導をして頂きました。夏の合宿ではソプラノやテノールの歌曲指導だけでなく1年合唱のご指導をして頂きました。
鈴木涼子先生
武蔵野音楽大学声楽科卒業。同大学特修科、大学院修了。本年度は、夏合宿・アルト及び3年生のオペラの歌曲指導でお世話になっています。合宿の演目であるオペラのレッスンでは、ご自身の豊富な経験から音楽だけではなく舞台の上で演じること、観客を目でも楽しませることへのご指導も頂きました。
阿瀬見貴光先生
昭和音楽大学声楽科卒業。日本オペラ振興会オペラ歌手育成部第18期修了。本年度は夏合宿においてテノール及び3年生のオペラの歌曲指導でお世話になりました。情熱的かつユーモア溢れるレッスンで、団員それぞれが持っている個性を引き出してくださいます。
鈴木美登里先生
昨年度の定期演奏会『メサイア』、そして今年度定期演奏会『ロ短調ミサ』でソプラノ2のソリストとして共演していだきました。また、鈴木美登里先生が中心メンバーとして活躍されている『ラ・フォンテヴェルデ』の演奏会にはいつも多くの団員が足を運び、様々なことを学ばせて頂いています。
そして、今年の定期演奏会前にはソプラノのパワー不足を打破するため、4年生にレッスンをして頂きました。その際には、基本的な発声方法から体の使い方まで本当に多くのことを教えていただきました。
上杉清仁先生
声楽アンサンブル『ラ・フォンテヴェルデ』メンバーで、日本では数少ないカウンターテナー歌手です。当団にカウンターテナーパートを作るにあたって団員の声を見ていただいたことがきっかけで、今年から同パートのレッスンでお世話になっています。また、9月に行われた夏合宿では、アンサンブルのエキスパートの視点から二年生のアンサンブルのレッスンも見ていただきました。先生のレッスンはいつも笑顔に溢れ、周りの雰囲気を明るくしてくださいます。
矢野里奈先生
東京音楽大学、同大学院鍵盤楽器研究領域(伴奏)修了。今回の創立60周年記念演奏会では、練習時の伴奏ピアニストとしてご協力くださっています。また、本年度は中央大学音楽研究会主催のジョイントコンサートでもご共演してくださり、高田三郎『水のいのち』の伴奏をして頂きました。いつもピアニストならではの視点で学生にアドバイスを下さっています。
吉田貴至先生
国立音楽大学声楽科卒業。卒業後ピアノに転向し、二期会ピアニストとして活動。現在は多くの声楽家、器楽奏者との共演はもとより、TV・CM等のメディアや録音等にも活躍の場を広げていらっしゃいます。夏合宿及び事前指導で、アルト及び3年生の『アルジェのイタリア女』『ホフマン物語』の伴奏をして頂きました。ご指導を頂く際にも常に歌う学生側の視点に立って下さいます。
四條智恵先生
東京音楽大学、東京音楽大学大学院鍵盤楽器研究領域(伴奏)修了。今年度夏合宿において、『カルメン』・『フィガロの結婚』のオペラ伴奏、及びベース4年ソロの伴奏を務めて頂きました。今回が初めての当団の行事へのご参加でしたが、レッスンの合間も学生の練習に付き合って頂くなど、大変お世話になりました。
大森マイヤー・ユリカ先生
大森マイヤー・ユリカ先生は大森いちえい先生の奥様であり、当団ではドイツ語の発音指導をしていただいています。今回の創立60周年記念演奏会で演奏いたしますモーツァルト版『メサイア』も、ドイツ語の発音や語感など、ユリカ先生に一から指導して頂きました。ドイツ語に馴染みの少ない私達にとって欠かすことのできない存在です。